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迷子

徒然日記

午後、妻と近くのショッピングセンターに買い物に出かけました。
夕ご飯の食材を買い、少し涼んでいこうかと、本屋さんで立ち読みをした後、そばのベンチに座っていると、3歳くらいの帽子をかぶった男の子が目にいっぱい涙を貯めて、口をへの字にしてべそをかきながら、私たちのことを見ながら、前を通っていきました。

妻が「おかあさん、いないん?」と聞くと、その男の子は黙ってクビを縦に振りました(口はへの字のままでした)。

呼び出しをしてもらおうかと、店の人のいる所に男の子を連れて行きました(男の子の背中は汗でグッショリです!)。

お店の人のところまでいくと、妻が男の子に「名前言える?」と聞くと・・・

それまで我慢してきたのでしょう・・・急に目から涙がボロボロ流しながら、自分の名前を私たちに告げました。

これで一安心!と店を後にした私たちでした。
驚いたのは男の子の告げた名前が私たちの孫と同じ名前だったことです。

今は伝い歩きをしている孫ですが、きっと数年後には何回かあの男の子のように迷子になるのかな?と思うと微笑ましくなりました(男の子は必死だったのでしょうが・・・(笑))。

そして迷子が許されるこの国はある意味「平和」なのかな、と感じました。

 

お母さんに会えたかな?

コメントをいただき、ありがとうございます!

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“迷子” への4件のフィードバック

  1. 私も以前友達と遊んで別れた後、道が分からなくなった子を送って行った事がありましたねぇ。
    途中まで行ったら分かる所まで来た様でそこで別れましたが。涙と鼻水でぐしゃぐしゃでした。
    話したり頭をなでたり背中をさすってあげるだけで安心するんですよね。

    でも変なおじさんに連れて行かれなくて良かったです。ん?はたから観たら自分も変なおじさんに見えたかも(笑)。

    自分も2~4歳の頃でしょうか、母親とスーパーに買い物に出た後、必ず迷子になってました。^^;
    母親は「最後に探せば良いや」とほっといたそうです(笑)。スーパーといっても店内だけじゃないんですけどね。

    30年程前はまだまだ平和だったんですね。今でも結構友人と買い物に行っても、勝手にどっかに行っちゃってます。

  2. R.O より:

    小さい頃、迷子になりましたねぇ。
    繁華街を父親の後を付いて歩いているつもりが、
    よく見ると同じような服装だけど、見知らぬおじさんに変わってる。
    気付いて、すぐ回りを見渡すも、何処に親がいるのか分からず、
    血の気が引きました。
    (両親は気付いており、どうするのか?面白がって見ていたそうですが)

    来た道を一目散で駆け戻り、両親の姿を探し回りました。
    その時、「どうしたの?」って声を掛けてくださった、優しそうな
    おじさんとおばさんに助けられたのを思い出しました。

    声を掛けられるまでは、自分のミスに腹立ちさえ感じ、必死の形相だったと思いますが、たった一言で、我慢していてものが全て出てしまう感じでした。
    涙と鼻水でグチャグチャで声にならないような言葉で説明したのを憶えています

    その後、その状況を隠れて見ていた両親が飛んで出て来て、
    事情を説明していましたが、「陰で見ていた」と聞いた私は、
    ちょっぴり親に腹を立てました。(笑)

  3. 斉藤 より:

    自分も何年か前に妻の買い物をしているのを待っていたら
    女の子が大声で泣きながら
    迷子になっちゃった~と言いながら店の中をかけていったのを
    思い出しました。
    声をかけると、ちゃんと名前も言えるし年も住所も言えた
    この小さい子供のしっかりしている所に
    驚きました。
    ??しっかりしていたら迷子になりませんよね。
    北海道は寒くなり始めてきましたが
    くれぐれも傷あとを冷やさないように気をつけてください。

  4. odyssey より:

    四葉野玄馬(よつばのくろば)さん、R.O.さん、斉藤さん、コメントをいただきありがとうございました。

    私自身の迷子の想い出は、幼稚園の時に動物園に遠足に行った時でした。

    私は団体からはぐれて一人で博い動物園をウロウロしていました。

    他の子供達が帰りのバスに乗ってしまって、先生が人数を数えた時、一人いないということがわかって、大騒ぎになったそうです(私はまだ動物園の中でウロウロしていました)。

    先生と二人で動物園の出口を出て、バスの所にたどり着いた時の様子を今も良く覚えています。しゃくり上げながら泣いていたことも・・・(笑)。

    外国では国によっては「迷子=子供さらい」という所もあり、スーパーマーケットなどで子供がいなくなると、親は必死で子供を捜します(その場面に遭遇したことがあります)。

    おそらく子供が最初に必死になる経験である「迷子」ができる平和な国であり続ければいいなぁ、と思っています。

    四葉野玄馬(よつばのくろば)さん>

    迷子の子供をみつけたとき、あるいは迷子の子供から助けを求められた時、確かに他の大人の視線を気にしてしまいます。
    周囲の大人に「私は変なおじさんじゃないよ」と伝えるように(?)大きな声で「どうしたん?」と子供に言うわけにも行かず・・・(笑)
    かといって、小さな声で「あっち行こうか」なんて言ったら誘拐犯に間違えられそうだし・・・(笑)
    でも子供の必死の涙を見ると、なんとかしてやらなくては!と思ってしまいますよね。

    R.O.さん>

    私の長女も小さい時に「観察迷子」にしたことがあります。妻と私がスーパーマーケットの商品棚の陰から長女の困っている顔を見ながら笑っていました。
    今思い起こすと、少し残酷だったかなぁ、と思います。

    斉藤さん>

    北海道はもう寒いんですか!
    こちら神戸は朝夕は涼しくなってきましたが、日中はまだまだ残暑が続いています。
    毎晩ぬるめのお湯に浸かって怪我した指を暖めています(笑)。

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