2009/5/29 金曜日
たからもの
怪我・入院から1週間が経ちました。
傷口の方は順調な経過をたどっています。
指先と根元(手)の縫合された血管はちゃんと機能しており、私の体から一時離れていた指先も何もなかったかのように普通の血色になりました。
ただ中指第一関節の軟骨が事故の際になくなっていたため、当初の予想通り指先が曲がらなくなってしまいました。
また骨が完全にくっつくには数ヶ月かかるそうなので衝撃厳禁です。
先回の日記「一回休み」をご覧いただいてコメントをいただいた皆さん、メールをお送りいただいた皆さん、心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。
妻が家のパソコンでプリントアウトして持って来てくれる皆さんからのメッセージは、今ではベッドサイドで大きな山になっています(笑)。
その一通一通を毎日何度も読み返して大きなパワーをいただいています。
凹み気味の気持ちの時もあります。そんな時は文面から伝わってくる皆さんの優しさが暖かすぎて、涙が溢れてしまうことも何回かありました(これからもあると思います)。
この1週間のほとんどの時間、ベッドでMDウォークマンを聞きながらギター演奏での左手の指運をイメージして指を動かしていました(エアギターでリハビリする変な入院患者?)。
中指先が押さえたいポジションに来ない場面があるのと、中指が邪魔になるケースがあることがわかりました。
時間はかかると思いますが、この障害(課題)を乗り越えるようリハビリをしていきます。
音を楽しみながら…決して「音が苦(おんがく)」にならないように…(笑)。
そして皆さんからいただいた素晴らしい「たからもの」を大切にしながら
…。
写真は今朝の左手です。中指以外、包帯から出てきました。「やっぱりシャバの空気はうまいなぁ」と言っているようです(笑)。人差し指の先端部にも裂傷があってここも縫合されています。
2008年のお正月のようにめちゃくちゃ楽しく
2009年の1月末の様に娘が褒め称えた感激的な
ギターテクニックの演奏楽しみに待っています。
じっくりと
焦らずに
先生と奥さんと
一緒に
頑張ってください!!
はじめまして。
私もある職人をしておりましたのであなた様のご心痛お察しいたします。
私は高校時代に利き手の中指の末節骨を突き指により骨折してしまい、治療のかいもなく外側、掌側へ曲がってしまい本格的なギターを断念せざるをえませんでした。
利き手の指先の障害というのは職人にとって非常に不利なものであり、努力と慣れというものによっては乗り越えなれないものでした。
指先の繊細さを初めて痛感いたしました。
自分が仕事の出来栄えの質の低さを許容できるのであれば、何の問題もなく仕事を続けられたのでしょうが、そこは職人の頑固さ、完璧さを求める気質しとしてはとうてい我慢ができず、辞めてしまいました。
利き手中指の末節骨がたった何ミリか正常位置からずれているというだけで仕事の質に多大な影響を与えてしまいます。
ギター演奏に関しても想像以上に影響します。
できていたことが突然できなくなるということはかなりの苦痛でした。
あなた様の場合は利き手ではない側の指ですが、第一関節が曲がらないというのは職人においては非常に不利になると思います。
しかし、仕事に復帰され新たな経験を重ねることによって、その不利は克服されるものと確信しております。
切断された神経が指の末端まで伸びて再生するまでしばらくは感覚のない麻痺したような状態が続くと思いますが、すぐに感覚は戻ってくると思われます。
関節に可動域制限が出る以上は以前のようにギターを弾くことは難しいかもしれませんが、自分が弾きやすいようにアレンジを変えればいいのではないでしょうか。アレンジは自分の自由ですから。
中指は消音専用やバレー専用にすればどうでしょう。
私は弦周りの交換と弦高の調整をしていただいて、ギター全体のチェック調整をしていただける、信頼のおける工房をやっと探し当てて、あなた様へ依頼しようと思った次の日にこの事故の知らせを知り残念でなりません。
予約待ちの年数にも驚きましたが。
是非、機能回復訓練が順調に進みお仕事に復帰されることを祈っております。
今は人生の休暇とお考えになり、ゆっくりと休養され、ご自愛くださいませ。
久しぶりに日記が更新されたのを見てホッとしました。
何でも、最後までやり通さないと気が済まないタイプの方のようでしたので、その思いが切れてしまったのでは・・・と思ってしまいました。
単なる私の余計な心配だったようで、ホッとしています。
私も右手の人差し指は、ソフトボールしていて突き指して以来、まっすぐの状態から45度ぐらい曲がったままで伸ばせないし、動きませんが、
とりあえずギター弾いています。
初めてギターを弾いた時、自分の指なのに思い通りに動かない歯がゆい思いをしたように、最初は戸惑い、じれったさ、情けなさがあるかもしれませんが、不思議なもので、他の指が頑張ってフォローしてくれたり、不自由ながらにも自分の思うとおりに動いてくれるようになると思います。
完全復帰される日を陰ながら応援しています。
エアギターですか(^^)。まぁ焦らずゆうっくりと。
皆さんのメッセージが温かいのは、樋口さんが温かいからですね。
読ませて頂いているこちらも、温かくなりました。
お怪我をされた指に話し掛け、想いを込めてあげて下さいね。
そして今までありがとうと。これからもよろしくねと。
そうしたら必ず、よくなります。私も自分の体に感謝したいと思います。
今まで出来なかった事、聴いていない音楽、いっぱい出来る事があります。
治癒する事を願ってます。が、早くとは申しません。お大事になさって下さい。
5本になりましたという画像を見て安心しました。
小指の先がなければハクがつきますが中指じゃ明らかに事故ですからね。
元の数に戻ってホントによかったぁ。
音楽が『音が苦』にならないように・・・。名言ですね。
五体満足でも『苦』になることがあるのにそれ以前の話ですもんね。
たとえ『苦』になっても決して負けないで下さいね。
急がなくてもいい、ゆっくりゆっくり行きましょう!!
お世話になっております、jodaiです。
傷の経過を心配しておりましたが
順調のようで安心しました。
でも仰るように指先まで骨があるんですよね。
わたしは組織は接合しても骨はどうなるのだろうと考えていました。
でも更に経過を見ないと分からないですよね。
私は時間がかかっても絶対に良い結果になると信じてます。
もちろん樋口さんも諦めてはいない事は十分伝わってきますし
好きな事を極めようとする人は多少の障害があっても
克服する事はかつて私の没頭していた世界でも
実際に見聞きしましたから今の樋口さんの状況を知って
心配する事は止めます。
あと数日でご自宅へ帰られると思いますが
それからが本番ですよね。
”たからもの”の画像日記が更新され、そして、お声を聞かせていただき安心しました。
NITEのメンバーにもお伝えしました。少し安心したようです!
皆も、復活したオデッセイさんの素晴らしいギターが聴けることを信じて疑いません。
音を楽しむ・・・! 音が苦にならないように・・・!
『WALK DON’T RUN』 急がば廻れ
ゆっくり、ゆっくり、ゆっくりですよ!
おかえりなさい!「たからもの」が元の指に返ってきたのですから・・・!
これから、少しずつ、云うことを聞いてもらえるように、優しく褒めながら、時には厳しく・・・!リハビリしてあげてください。
時間はかかるけど、きっと大丈夫ですよ!
こんにちは。
お元気そうで良かったです。
知り合いの方で左薬指を樋口さんと同じように切断された人のことを
思い出し・・・心配しておりました。
樋口さんには、幸いなことに術後経過もよく娑婆に出てきた中指が元気そうで何よりでした!
イメージトレーニングで気長なリハビリを…そして、曲がるように…
ミラクルが起きることを祈っています。
日記が更新されててびっくり!
こんなに早く、みんなへ返信がいただけるなんて。
私達の想いが一方通行じゃなく、今までみたいに、ちゃんとOdysseyさんと繋がってるのを実感して、すごく嬉しかったです。
Odysseyさんへの皆様のコメントを読ませていただき、人間も捨てたもんじゃないな~、音楽ってやっぱりすごいな~って思いました。
Odysseyさんを大好きな人達のパワーは、想像以上です。
一日一日パワーアップしています。
きっとこれからも、ずっとずっと続きます・・・
私自身は・・疲れ過ぎて身体と心がボロボロになりそうな時、Odysseyさんの音楽に出逢い、Odysseyさんと繋がってる素敵な仲間に出逢い、元気をもらって・・今を過ごしてます。
Odysseyさんの奥様の心の温かさも、私が癒してもらって知っています。
だから今度は、Odysseyさんが皆から『元気』をもらってください!
気づくのは、ずっと後になるかもしれないけど・・神様がお与えになった 今回の運命は意味があるのでしょう・・
皆がOdysseyさんを大好きなように、音楽の神様も、Odysseyさんを大好きなはずだから・・
Odysseyさん、ファイティング!!
ご存じの方も多いと思いますが、沖縄に「なんくるないさ~」という言葉があります。「なんとかなるさ~」という意味ですが、それは決して「投げやり」的なものではなく、「きっと道は開けるよ。っだからとりあえず一歩だそう」という「案ずるよりも産むが易し」的な前向きな言葉です。
皆さんの暖かいメッセージの山は私にこの言葉を思い出させてくれました。
今はとても元気です!!本当にありがとうございます!!!
馬主さん>
おっしゃるように、もう焦る歳でもなくじっくり構えてリハビリしていきたいと思います。
いつかまたステージをご一緒できる日を楽しみにしております。
YUMEYOMI七さん>
こちらこそ初めまして!どうぞよろしくお願いいたします。
このような形での初対面となり申し訳ございません。
ご自身の経験に基づかれたとても温かいメッセージをいただき、ありがとうございます。
また、ギター演奏へのアドバイスまで頂戴し、恐縮しております。
中指の第一関節が曲がらない、それは大変な事かもしれません。
でもひょっとするとそんなに大変なことではないかもしれません。
皆さんからたくさんの元気をもらって、とても前向きな心構えができるようになり、今はそう思えるようになっています。
私は「そこそこの歳」ですので(?)、その「年の功」を充実させるべく、じっくりとこの貴重な体験を楽しんでいければ、と思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
R.O.さん>
日記更新を怠っており、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
右手の拳を右膝の上でトントン、同時に左手の平を左膝の上でスリスリ・・・
そして何回か繰り返したら左右を入れ替えて、
左手の拳を左膝の上でトントン、同時に右手の平を右膝の上でスリスリ・・・
そして何回か繰り返したら左右を入れ替える・・・。
この動作は最初スムーズにできないのですが、何回か脳の指令を繰り返していると無意識に手が動くようになります。
きっとこれからこの「無意識な動作」ができるようになると思っています。
そしてその過程を自分なりに楽しんでいきたいと思っています。
四葉野玄馬(よつばのくろば)さん>
とても温かいメッセージをありがとうございます。
焦らずに・・・おっしゃるとおりです。
事故、手術、入院と一度に非日常的な出来事が続き、早く日常に戻さないと、と焦っていたのかもしれません。
今の自分とじっくり向かい合って、前に歩いていきたいと思っています。
AKAGIさん>
この「たからもの」の日記文面を読み返すと、自分での何かしら「急いでいる自分」を感じてしまいます。
もっと静かに腰を落ち着けて・・・ゆっくり、ゆっくり・・・ですよね(笑)。
Jodaiさん>
骨の再接着は時間のかかるものです。今回の私のケースでは入れた骨を両側から押さえる手段がないので指先側の骨が乗っているだけの状態です。
従いまして、指先を何かにぶつけrことは絶対にさけないといけないことなのですが、もし両者がうまく接合できない場合はスクリュー(ねじ)で止める方法が残されています。
ぶつけないように・・・ぶつけないように・・・(笑)。
M’sマスターさん>
ゆっくり、ゆっくり・・・私もそれが今は一番大切なことかと思っています。
長い年月がかかるかもしれませんが、復活のステージはM’s Kitchenでさせていただければ、と思っております。
その際は、どうぞよろしくお願いいたします。
emilyさん>
「妄想族」の私はイメージトレーニングが大好きです(笑)。
あと、治さないといけないのは「短気な性分」でしょうか(笑)・・・。
「気長」になるようにゆっくりと生きていきたいと思っています。
ひまわりさん>
今回の件で皆さんからいただいた「たからもの」のパワーは、それはそれは凄いものです!
読めば読むほど力づけられていきます。
新型インフルエンザの件で通常のお見舞い制限があったため、皆さんにも、病院にもご迷惑をかけたくなかったので病院名は伏せさせていただいた次第なのですが、こうやってメッセージの山をいただくことで本来のお見舞いの効果は200%出ていると思います。
本当にありがとうございます。