2010/9/20 月曜日
LIVE 「君と歩いた青春」
昨晩、大阪城ホールで開催されたLIVE 「君と歩いた青春」に行ってきました。
出演は伊勢正三、太田裕美、大野真澄、尾崎亜美、杉田二郎、南こうせつ、山本潤子です。
(今年は残念ながらイルカはスケジュールの関係で参加できなかったそうです。)
一曲目の「ささやかなこの人生」でガーンと1970年代に頭はタイムスリップして、その感動で涙ボロボロ状態です!(汗)
その後にもどんどん続く70年代フォークソング・・・あの時代の様子が頭に蘇って来ました。
そして昨年あのステージに立っていた加藤和彦もいませんでした。
尾崎亜美が「あれから、この曲がどうしても唄えなかった・・・でも歌うとすればこのライブしかない」という気持ちで歌った「悲しくてやりきれない」・・・何とも言えない感動と寂しさと、いろいろな感情がこみ上げてきました。スクリーンに加藤和彦の姿が写され、私を含めて周囲の席の人たち(おそらく会場全体の人たち)が涙を流していました。
そしてアンコールの「あの素晴らしい愛をもう一度」・・・会場の全員が立ち上がって声にならない声で歌いました。
「去年、ステージにいた人が今年はもういない」
「去年、観客席にいた、どれだけの人が今年はもういなくなったのか?」
「今ここにいる満席の観客のどれだけの人が、来年いなくなるのか?」
など・・・
今回のライブでは「青春」というよりも「人生」というキーワードの方が色濃かったように思いました。
南こうせつの
「死は遅かれ早かれ、誰にでもやってくる・・・そろそろ順番が来ている私たちは、『明日』を大切にして生きていきたい」
という言葉が心にしみました。
帰りの電車の中で、妻と「少しでも長い時間、健康で一緒にいようね」としみじみ話しました。
そうですよねー。命あるもの、いつかは途切れるときが来ます。
生まれたばかりでも、100歳を越えてもそれは変わりません。
「まだ~歳だから」という考えは、何人にも通用しません。
若い人たちを見ていて、色々思ってしまいますね。
「明日死ぬかもしれないから、心残りなく善く生きたい」
こう考えられれば、もう少しマシな世の中になるのでしょうね。
あまりもこの平和に甘えすぎたんでしょうね。
ただ、先人の方々が命を掛けて守った国土は守らないといけませんね。
四葉野玄馬(よつばのくろば)さん、コメントをいただき、ありがとうございました。
こうせつさんは「明日を大切に・・・」と仰っていました。
私は「今日を・・・」「今の時間を・・・」と思ってしまいます。
昨日のライブの一曲目で流れた「ささやかなこの人生」・・・。
本当にその通りだと思います。
これから「どれだけ生きるか?」よりも
これから「どう生きるか?」が大事。
私の敬愛する同じ70年代を走り抜けたミュージシャン
故・天野滋氏の生前の言葉です。
今まで、汗水垂らして、家族のため、他人のため、社会のため生きて来たのなら
少しくらい「自分のため」に時間を遣ってもバチ当らないと思うのです。
MSNGOさん、コメントをいただき、ありがとうございました。
「どう生きるか」
本当に意味深い言葉だと思います。
ある年代を超えると、人間は「自分のため」に生きるようにするべきではないかと思います。パートナーがいる環境なら「どう二人で歩いて行くか」を考えるべきではないかと思います。
私の場合、3人の子供が巣立った50歳前後に「人生の岐路」がやってきました。
その時「いつこの世を去ることになっても、後悔しないように生きていこう」という指針で自分の生き方を決めるようにしました。
それが良いことなのか、そうでないのかはわかりませんが
「良い人生」
と感謝して生きていきたいと思っています。