2007/10/12 金曜日
きらりと光るダイヤのような日
3年B組金八先生がこの10月から始まります。
昨日は今期の最初の2時間スペシャルで、家族で見ていました。
毎回、このドラマではいろいろと考えさせられます。
昨日のドラマで引用されていた詩が気になっていたので、掲載させていただきました。
【『きらりと光るダイヤのような日』(茨木のり子の詩集から) 】
短い生涯、
とてもとても短い生涯
60年か70年のお百姓はどれだけの田植えをするのだろう。
コックはパイをどれくらい焼くのだろう。
教師は同じことをどれくらいしゃべるのだろう。子供達は地球の住人になるために
文法や算数や魚の生態なんかを
しこたまつめこまれる。それから品種の改良や
理不尽な権力との闘いや
不正な裁判の攻撃や
泣きたいような雑用や
ばかな戦争の後始末をして
研究や精進や結婚などがあって
小さな赤ん坊が生まれたりすると
考えたり、もっと違った自分になりたい
欲望などはもはや贅沢品となってしまう。世界に別れを告げる日
人は一生をふりかえって
自分が本当に生きた日が
あまりに少なかったことに驚くであろう。
指折り数えるほどしかない
その日々のなかのひとつには
恋人との最初の一瞥の
するどい閃光などもまじっているだろう。<本当に生きた日>は人によって
たしかに違う。
きらりと光るダイヤのような日は
銃殺の朝であったり
アトリエの夜であったり
果樹園のまひるであったり
未明のスクラムであったりするのだ。
この詩を改めて読み直して、今51歳の私があと生きられる時間は20年前後・・・その間にどれだけのギターをリペアして、どれだけのプレイヤーを喜ばすことができるのだろうか、ということを感じました。
<本当に生きた日>、「ダイヤのような日」を一日でも多く感じたい・・・強くそう思いました。
ダイヤの素がダイヤになるには途方もない温度、圧力、時間の流れが必要と聞いております。人生においての喜び、悲しみ、苦労、老いと良く似ていると思います。またダイヤの原石から人を喜ばせる宝石になるためには根気良く研ぎださねばなりません。自覚してください、あなたはダイヤです。ですから今、生きてる毎日が「本当に生きた日」、「ダイヤのような日」だと思います。そう自覚しながらあなたの色のダイヤの光で益々ギターの仕事を通じて皆さんのお役に立つよう頑張ってください。
hidemaru3さん、とても暖かいコメントをいただき、ありがとうございます。
これから人生のできる限り長い時間をギターとともに過ごしていきたいと思っています。ギターのリペア、演奏、そして製作・・・やりたいことがいっぱいあります!
特にリペアでは一人でも多くのギター・プレイヤーの方に喜んで頂けるように日々精進したいと思っています。
これからもよろしくお願い致します。
久しくお会いしていないのに恐縮ですが、昨年から今年にかけてはひときわ輝かれているのではないでしょうか。人生のターニングポイントと言っても過言ではないでしょう。人生には喜怒哀楽あってなかなか飽きさせてくれませんが、出来る事ならば怒と哀による『きらりと光る日』にはお目にかかりたくはないものですね。『喜楽』にいきましょう!そうはいってもなかなかうまくは・・・。(苦笑)
AKAGIさん、コメントをいただき、ありがとうございました。
本当にご無沙汰しております。今月の湯郷ライブにも都合で行けなくて本当に申し訳ありません。
AKAGIさんのおっしゃるように、何故かここ1年の間、私の周りで色々なことが変化し続けています。それについて行くのが大変な時もあるのですが、ふと振り返ると、なるべくしてなった運命のような気もします。
『喜楽』・・・素晴らしい言葉ですね!
今度湯郷でお会いできる日を楽しみにしています。