2010/2/18 木曜日
J-45的な今日この頃
最近Gibson J-45のリペアのご依頼を多くいただいております。
たまたまご予約をいただいている順に工程を組むとこうなったのですが、それにしても昨年末頃から工房部屋にJ-45が常にある状況です・・・時には3本も!(笑)
リペアのご依頼をいただいている皆様から本当に暖かいお心遣いとご期待をいただいて、リペア前後の試奏をさせていただく機会を持てることを心から感謝しております。本当にありがとうございます。
そして試奏させていただくたびに、同じメーカーの同じ機種でありながら、ここまで音色が違うのかということを、改めて感じております。
年代によるギターの素材や工程の違いによる要因はあると思うのですが、同じ年代、しかも同じロットであろうと推測されるギターが全く異なる音色を発すると、ギターの音色の根本的な基準っていったい何なんだろう、と最近考えてしまうことがあります。
オーナー様の多様な価値観から選ばれた各々のギター・・・それらの持てる最大限のポテンシャルを発揮させるにはどうするべきか?
この音色がこのギターの実力か?
など・・・
新たな試行錯誤のサイクルに入ってきているのではないか、と自分的に感じている今日この頃です。