2012/7/10 火曜日
樋口のおっちゃん
数日前から真夏の暑さが始まり、夕方にジョギングすることにしました。
目標距離を走り終えて、息も絶え絶え状態で横断歩道の信号待ちをしていると、横断歩道の向かい側に10人ほどの小学生がやぁやぁ言いながらやってきました。その中の一人の女の子が私を見て
「あっ!樋口のおっちゃんや!!!」
と大きな声で叫びました。そして他の小学生たちに
「ほらっ!樋口のおっちゃんやで!ほらっ!ほらっ!」
と言ったので、信号待ちの子供達はみんな私の方を見ながら大騒ぎになりました。
まだ信号は赤で自動車がブンブン走っていたので、子供が飛び出さないかとヒヤヒヤしていると、案の定、一台の車が子供達にクラクションを鳴らしながら前を通過していきました。
信号が青になって、みんな団子になって横断歩道を渡って私の周りに集まってきました。
「樋口のおっちゃん、なにしてるん?」
「あれっ?めがねは?」
などと一度に色々な質問攻めに私は
「暑いからなぁ、めがねしてへんねん」
と答えるのが精一杯でした。
昨日の児童館のZERO-ONE演奏会で黒瀬さんがウクレレ製作の経緯を子供達に説明するとき、私のことを「樋口のおじさん」と紹介してくださっていたので、小学生たちは私のことを覚えていてくれていたようです。
子供達と別れるとき、みんなに
「昨日はありがとうなぁ」
というと、
「めっちゃ、楽しかったでぇ~!」
と言ってくれました・・・嬉しかったぁ!!!
一旦家に帰って、ジョギング・クールダウンも兼ねて愛犬の散歩に出かけました。
こんな形でも、あの子たちに昨日の演奏会のことが記憶に残ってくれたらいいなぁ、きっと大切なキーワードを頭の片隅に覚えてくれていて、大きくなったら自分で調べたり、テレビやラジオで見聞きして、頭の中のキーワードを思い出してくれたらいいなぁ、と散歩しながら思いました。
ZERO-ONEプロジェクトの一つの成果です!