2006/4/9 日曜日
スタンプラリーのような・・・?
この土曜・日曜に四国に旅行に出かけてきました。
ふとしたきっかけで、特に深い動機もなく、四国霊場八十八カ所巡りを3年前から始めたんです。
一昨年は四万十川下り~足摺岬方面にかけて、昨年は室戸岬方面にかけて、プチ遍路の旅と称して、白装束を着るでもなく、杖をつくわけでもなく、念仏を唱える出もない、とても「不謹慎なお遍路さん」をやっているわけです。
ただ、お遍路手帳と称する、各お寺に行くと筆と墨でさらさらと「この人はこのお寺を参りました」という納経ということをしてくれるんです。
本来は一番から八十八番まで「順番に」お参りするのが正しい流儀なのでしょうが、そこは「ちょい悪遍路」ですので、飛ばし飛ばし、お寺によるものですから、歯抜け状態になっていました。
今年は、徳島県の抜けたお寺をまわろう(すなわち、お遍路手帳に署名してもらおう)と順番が抜けていたお寺に狙いを定めて・・・本当の目的は「桜見&温泉」として、八十八のお寺の中でも最も「えぇ~~~こんな場所になんでお寺建てたん」という十二番の焼山寺、二十一番の太龍寺を制覇してきました。
てくてくと白装束を着て杖をついた「本物のお遍路さん」に「すいません、車で楽して・・・」という少し後ろめたい気持ちを持ちながらお寺参りをしていると、昔、弘法大師という人は、何を考えてこんなところにお寺を建てたんかなぁ?、どうやってこんな不便なところにたどり着いたんかなぁ?という気持ちになります。
こんな「ちょい悪お遍路」でも、一応お寺では手を合わせて、「いつも、ありがとうございます」と感謝の気持ちを思うわけですが、不思議と「プチお遍路の旅」から帰ってくると、心なしか、何かすがすがしい気持ちに変わっている自分に今回の旅で気づきました。
この写真は二十一番の太龍寺の境内のとても綺麗な桜です。
こちらの写真は十二番の焼山寺の桜です。
スタンプラリーのようなお遍路の旅は続く・・・。