*

ギターリペア

ライブな週末

ギターリペア 徒然日記 ギター演奏

昨日は家内と大阪厚生年金会館大ホールで開かれた「上条恒彦&野田淳子ジョイント・チャリティ・コンサート」を見に行ってきました。開場時間が17:15でしたので、梅田のお好み焼き屋さんで軽く夕食を取って会場へ向かいました。

厚生年金会館はこの9月末で閉館するそうです。地下鉄の出口を出て、しばらく歩くと茶色の建物が見えてきました。
会場に入りながら、私が高校生の頃、友人と何度か足を運んだ、その頃が思い起こされます。(あの頃は無邪気だったなぁ、と・・・)

席についてしばらく時間があったので、野田さんに会いに行こうと、家内と控え室に行くことにしました。スタッフの方に導かれ、控え室の前へ・・・。

スタッフの人:(ノックをして)「野田さん、樋口さんという方が見えられていますが、お会いになりますか?」
野田さん:(少し高い声で)「ハ~~~イ」

まもなく、野田さんがステージ衣装を来て部屋から廊下に出てこられました。軽くご挨拶をさせて頂くと・・・。

野田さん:「樋口さんにリペアして頂いたギター、本当に調子良いんですよ~~~。すごく良い音をならしてくれるんです。」

と、その言葉で舞い上がってしまった私を察してか、家内が手土産を渡そうとしました。(上条さんにも、と思って二つ用意していました)
すると、野田さんが「あっ、じゃぁ、上条さんにもお会いされますか~?」と・・・。

舞い上がって無口になっている私は「え~~~~~、あの上条恒彦さんに会えるん???うっそぉ~~~!!!」と更に舞い上がり、何をどうしゃべればいいのかわからないまま、私たち夫婦は野田さんに連れられて上条さんの控え室の前に・・・。
(このころから、私の記憶はどこかへ行ってしまっています(汗))

私がギターを始めた頃、上条恒彦と六文銭の「だれかが風の中で(木枯らし紋次郎の主題歌)」や「出発の歌(たびだちのうた)」が流行っていたのでコピーをしていました・・・そして金八先生の社会科の先生でもあった、あの上条さんに会えるのか、と思うと、完全に昇天状態になってしまいました。

野田さん:(高い声で)「上条さ~~~ん、ちょっといいですかぁ」(とおっしゃったと記憶しています。以下同様です(汗))
上条さん:(低い声で)「は~~い」
野田さん:「神戸から樋口さんという、私のギターをリペアして頂いた方が見えられたんですよ」
上条さん:「そうですかぁ」
野田さん:「すごく良い音にしてくださったんですよ~~~」

上条さんは予想通り、大柄な方で、無口でした。(と、記憶しています)
その後、上条さんと何かお話ししたと思うのですが、良く覚えていません(涙)。
でもスタッフの方に野田さんと3人で記念撮影していただきました。
(野田さん、お忙しい時間にお邪魔して申し訳ありませんでした。そして上条さん、ありがとうございました)
live20080905.JPG

興奮さめやらぬまま、会場の席に戻り、呆然と暗い開演前の暗いステージを見ていました。
しばらくすると、私のリペアした野田さんのMartin OO-45がスタッフの手によって暗いステージに運ばれてスタンドに立てられました。

「あの、あこがれの厚生年金会館のステージに、自分のリペアしたギターが立っている」

そう思うと、なにか中学生から始めたギター、色々な方達との出会いや別れ、そしてギターリペアとの出会い、この数十年の想い出が走馬燈のように頭を駆け抜けていました。

ステージが始まると野田さんの美しい声、上条さんの強い声が素晴らしいコラボレーションとなって、感動の連続でした。
お二人とも、反戦、自然破壊への警鐘、そして弱者への支援を強く訴えられておりました。そしてとても優しいコンサートでした(今回のコンサートも「すみれ愛育館建て替えチャリティ・コンサート」でした)
野田さん、上条さん、素晴らしい時間を与えて頂き、本当にありがとうございました。これからも元気で活躍されることを祈っております。

そして・・・

今日は神戸三宮でライブ出演します。
「音もだち」の「ひろみつ」さんがライブに復帰されることをお祝いして、題して「ひろみつさん、おかえりライブ!」

コメントはこちら

新しいジグ

ギターリペア

ナットやサドルを削り出す時、バイス(万力)に挟んで固定します。
今回、新しいバイスを購入しました。使い心地はグ~~!です(笑)。
tn_dsc09655.JPG
ナット、サドルを切削加工する時、これまでは何度も付けたり外したりを繰り返していましたが、このバイスなら取り付けたまま加工ができます。
(下の台はバイスを固定するために自作しました。)

コメントはこちら

旧友との再会

ギターリペア 徒然日記

今日、私の高校時代の友人が工房に遊びに来てくれました。
神戸に住んでいるM.Y.君です。高校2年生の時にアコースティック・デュオを組んでいました。(当時はフォークグループという名前だったでしょうか?)
私の工房ホームページを見て、連絡をくれて再会が実現しましたが、彼と話していると高校時代の情景がありありと浮かんできて、短い時間でしたがタイムスリップしてしまいました。
tn_dsc08385.JPG
彼の持ってきたギターも昔のままで、リペアの予約をしてくれました(M.Y.君、ありがとう!)。
いつか彼と昔の曲でステージに立ちたいなぁ、と思いました。

高校時代の友人って、最高です!本当にありがとう!

コメントをいただき、ありがとうございます!

全国からのリペアご依頼をありがとうございます!

ギターリペア

2008年になって北は北海道、南は沖縄県からのギターリペアご依頼をいただいております。とてもありがたいことで本当に感謝しております。ありがとうございます。
まずは北海道のT.N.さんからMorris W-50のリペアご依頼です。
tn_dsc07688.JPG
大阪府にお住まいのT.T.さんからYAMAKIのギター2本(140,R-1000)のリペアご依頼をいただきました。
tn_dsc07681.JPG tn_dsc07685.JPG
そして沖縄県のN.M.さんからGibson L-00(1936年製)のリペアご依頼をいただきました。
tn_dsc07689.JPG
どのギターもとても個性があって、試奏させて頂いて改めて「ギターって、一つ一つの魂があるんだなぁ」と感じました。そしてその個性を最大限に引き出せるようにリペアを施していきたいなぁ、と思っています。オーナーの皆さん、大切にリペアさせて頂きたいと思いますので、少々お時間をいただきます。重ねてお礼を申し上げますとともに、よろしくお願い致します。

コメントはこちら

目が点

ギターリペア 徒然日記

毎日、リペア作業を終えたあと、デジカメのファイルをパソコンに移動するのが日課です。
今日も新しいフォルダを作ってフォルダの名前を付けて、ファイルをコピーしようとしました。
でも、つけようとしたフォルダの名前はすでにある、とパソコンに言われたので、そのフォルダを消そうとしました。

ところが・・・・・

なんとパソコンが消し始めたのはデジカメのファイルだったのです!

え~~~~~~~~!

一日の作業の写真の枚数は普通30枚~50枚くらいなのですが、多分50枚くらいのデータが消えていきました。

あ~~~~~あっ!

久しぶりにパソコンの画面を見ながら、目が点、になりました(涙)。

コメントはこちら

心にしみる贈り物

ギターリペア

昨年YAMAHA FGシリーズのリペアをいただいた岩手県のお客様から、荷物が届きました。
外装には「開けるときには刃物は使わないでください」とメモ書きがされています。

大きさは10cm×30cmくらいです。

「何かな?」と思いながら開けてみると・・・

なんとびっくり!!!

工房のプレートです。

tn_DSC07400.JPG

素材はステンレスで、鏡面仕上げがされています!!!

tn_DSC07401.JPG

本当に、ありがとうございました!

コメントはこちら

新しい記事 »