ギターリペア

仕事の節目

ギターリペア 徒然日記

今日はMartin D-28のリペア作業をリペアファイルに掲載しました。ここ数日間、ネック接合の強度確認を行うため負荷試験を行います。

最近、私はギターに限らず多くの木製品の木目がとても気になって、木目の数を数えてしまいます 8-O

木目は1年に一つずつ輪を重ねていくのですが、たとえばギターのトップ板の木目ははるかに私の年齢を超えています。

といことは、このトップ板の部材は私がこの世に生を受けた数十年前から存在していたということです(当たり前か・・・) :idea:

 

私も一つの命を持っています。そしてこのトップ板になってくれた木も遙か昔から命を持っていた・・・。

そう思うと木部材は大切にしないと・・・と強く思います。

 

消費の感覚を脱却することがとても大切なのではないでしょうか?

 

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マイ・ギター・メンテナンス

ギターリペア 徒然日記 ギター演奏

私のギターは製作完成後、ほとんどメンテナンスをしてなかったのですが、今日は早朝からの蝉しぐれの音で目を覚ましたので「よしっ!マイ・ギターのメンテやっ」と思い立って、愛犬と朝の散歩に行った後、工房にこもっていました。

「朝飯前 :wink: 」?のフレットすりあわせを終えて試奏すると、高音弦ハイフレットでの音詰まりが解消されました。

今夜は神戸フルーツフラワーパークサンフラワーカフェで久しぶりのライブ演奏です。みんなと音楽を楽しんできます :-D

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ブラシ君、ありがとう!

ギターリペア 徒然日記

今年もあと一ヶ月を切りました。
周りはすっかりクリスマスの雰囲気です。

先日ホームセンターで買った新しいブラシが登場しました。

ブラシ君、ありがとう!

古いブラシのすり減った毛を見ると、「今年も本当にありがとう!」と感謝の気持ちでいっぱいになります。

ブラシ君、今年もありがとうございました!!!

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リセット!

ギターリペア ギター製作 徒然日記

昨日に引き続いて、愛知、岐阜のギター関係企業を訪問させていただきました。

午前中、大和マーク株式会社様の渡辺社長とお会いして、インレイやモザイクのお話をさせていただきました。
大和マーク 渡辺社長と

午後は宮田塗料株式会社様の 宮田社長と1970年代頃から現在までのギター塗装について貴重なお話を伺うことができました。

宮田塗料 宮田社長と

今回のとても有意義な旅行に誘っていただいたのは、岐阜県の館さんです。館さんは浪漫亭を経営されており、非常に多彩な趣味をお持ちの方です。
帰路の途中、館さんの工房に寄らせていただきました(写真:左、中央)。右は館さんの巨大な酒蔵の前でのツーショットです。

浪漫亭 館さんと-1 浪漫亭 館さんと-2 浪漫亭 館さんと-3

このところ、多忙な毎日を過ごしていましたが、今回のプチ旅行やいろいろな方々との出逢いがあって、客観的に自分の姿を見つめ直すことができたような気がしています。

館さん、いろいろとお世話になり本当にありがとうございました。

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ブラシ君、ご苦労様でした

ギターリペア 徒然日記

近くのホームセンターで新しいブラシを買ってきました。(ヤスリ掃除用のブラシです)
ありがとう!ブラシ君!
以前の日記にも同じような写真でブラシ交換の記事を載せていましたが、今回も頑張ってくれた古いブラシ君(下)に心を込めて「ありがとう!」、そして新しいブラシ君「これから、よろしく!」と言いました(笑)。

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J-45的な今日この頃

ギターリペア

最近Gibson J-45のリペアのご依頼を多くいただいております。
たまたまご予約をいただいている順に工程を組むとこうなったのですが、それにしても昨年末頃から工房部屋にJ-45が常にある状況です・・・時には3本も!(笑)

リペアのご依頼をいただいている皆様から本当に暖かいお心遣いとご期待をいただいて、リペア前後の試奏をさせていただく機会を持てることを心から感謝しております。本当にありがとうございます。

そして試奏させていただくたびに、同じメーカーの同じ機種でありながら、ここまで音色が違うのかということを、改めて感じております。

年代によるギターの素材や工程の違いによる要因はあると思うのですが、同じ年代、しかも同じロットであろうと推測されるギターが全く異なる音色を発すると、ギターの音色の根本的な基準っていったい何なんだろう、と最近考えてしまうことがあります。

オーナー様の多様な価値観から選ばれた各々のギター・・・それらの持てる最大限のポテンシャルを発揮させるにはどうするべきか?

この音色がこのギターの実力か?

など・・・

新たな試行錯誤のサイクルに入ってきているのではないか、と自分的に感じている今日この頃です。

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野田淳子さん トークコンサート(みすゞの世界)

ギターリペア 徒然日記

今日は野田淳子さんのトークコンサートに行って来ました。澄みわたる歌声で心が洗われたような気持ちです。
野田淳子さん トークコンサート(みすゞの世界)
コンサート終了後、控え室にお邪魔して野田さんのギターを受け取りました。(Martin OO-45Martin O-17に引き続き3本目のギターリペアとなります。野田さんありがとうございます!)

野田淳子さん トークコンサート(みすゞの世界)
野田さんのコンサートでは毎回、命の大切さや愛おしさを感じてしまいます。感動と元気をたくさんいただきました。本当にありがとうございました!

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照明器具

ギターリペア

これは楽器店で見つけた楽譜照明器具です。商品名は”MIGHTY BRIGHT”!!!
照明器具-1 照明器具-2
ギターのボディ内を診断・リペアする時、必要なのが照明器具と鏡です。
この器具の照明部の根元はグースネックになっていて、場所を自由に変えられるのと、LED光源なので発熱がない、そしてなんと言っても明るいのが特徴です。
照明器具-3
これからさらに優れものが出現するかもしれませんが、今のところこれがベストかもしれません。

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宿題

ギターリペア ギター製作 徒然日記

昨日、アメリカから荷物が届きました。

今回、購入したのはGuitar Player Repair Guideという本と、The Master Class in Acoustic Guitar MakingというDVDセットです。
Repair Guideの内容はリペアの技術を必要としない通常のメンテナンスから、かなり硬度な技術をようするリペアまで三段階に分類されていろいろなトピックスが記載されています。(分厚い書籍で(320ページ)、かなり読み応えがありそうです。)

この本を受け取って驚いたのは、1ページ目にこの本の著者であるDan Erlwineの直筆のメッセージとサインが書かれてあったことです。(”From my shop to yours”と書かれていると言うことは、Danが私がリペア工房を営んでいると言うことを知っていると言うことなのかなぁ、とちょっとドキドキしています(笑))
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そしてアコースティックギター製作のDVDセット(10巻セット)には”The Luthiers Acoustic Making Guide Handbook”と詳細なデータシート集が同梱されており、DVDに登場するギター製作過程に登場する様々なジグやパーツの寸法などが記載されています。
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冬休みの宿題です(笑)。

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みんなちがって、みんないい

ギターリペア 徒然日記

今日の午後、野田淳子さんのライブを家内と二人で聴きに行ってきました。場所は我が家から車で20分ほどの兵庫県加古郡稲美町にあるコスモホールで、今回、野田さんからリペアご依頼のあったMartin O-17を持参して、ご返却を兼ねてのライブ鑑賞でした。
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会場は「人権・福祉」というテーマでの開催でしたが、野田さんのステージは「みんなちがって、みんないい」というテーマで、命の大切さに関して、ご自身の経験やいろいろなエピソードを交えられながら、およそ1時間30分の素晴らしいトーク&ライブをされました。(ステージは終始、手話で翻訳されていました)

野田さんの優しく、澄み切った歌声と、アコースティック・ギターの音色が素晴らしいハーモニーがダイレクトにハートに来て、感動のあまり、涙腺にたまっていた古い涙がほとんど流れてしまって、カラカラの目になってしまいました(笑)。
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ライブ終了後、控え室にお邪魔して少しだけお話しをさせて頂きました。
野田さん、素晴らしい感動の時間をいただき、本当にありがとうございました。
(野田さんが持たれているギターは左側が今回リペアさせて頂いたMartin O-17、右側が前回リペアしたMartin OO-45です)

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