2017/4/12 水曜日
S.Yairi YD-304, YD-305リペア
福岡県にお住まいのT.H.さんからS.Yairi YD-304とS.Yairi YD-305のリペアをご依頼をいただきました。
先日より両ギターを並行してリペアしており、下記は本日現在の進捗状況およびギターの様子です。
【YD-304】
ボディ内下部分のトーンバーが一本欠損しているため、スプルース材から新たに切り出し接着しました。
↓
↓ トーンバー作製
↓ ジャッキとクランプで接着します。
↓ 固着したトーンバーです。
Xブレイシングに浮きが見られますのでこちらも接着補強しました。
↓ ジャッキで固定しています。
トップ板塗装のスクラッチや打痕跡をタッチアップしました。経年が進んでいるので完全消し去ることはできませんが、できる限り目立たなくしました。
ネック裏側の塗装剥がれもタッチアップしました。
【YD-305】
ブリッジにピン穴方向の割れが見られるため、ブリッジ交換を行いました。ピックガード交換も行いますので取り外しました。
エボニー材からブリッジを切り出します。
↓ 切り出したブリッジを接着しました。
サイドの打痕跡の凹みをボディ内からパッチ材接着により補強し、塗装タッチアップを行いました。
初めまして、
マーチンD28、’72年製ですが、ブリッジ位置が近くて、
高音でフレット音痴になり詰まった音になります。
ブッリッジの取替はもちろんオーバーサイズにして
ピン位置の移動7ミリぐらいはバックしないとダメな換気です。
御見積お願いいたします。
ダメな感じです。
ブリッジを外して穴を明け直して再度取付るとサウンドホール側の塗装が恥かいちゃうのでオーバーサイズを付ける必要あります。
ボディーに傷は無数にあります。
大きな傷目立たないようにしたいです、ボディーのバインディングの剥離が1弦側バックで目立ちます、ブリッジとサドルは交換しています、フレットの摺合せも2回やっています。ローポジションでの演奏は気にならないですが、
4~5,12フレットまでくると気持ち悪いです。
入手してから27年ぐらいたっています、音色はマーチンですが、音痴です、修理をお願いいたします。
竹之下様
ギター工房オデッセイの樋口です。
ギターリペアに関するコメントをいただき、ありがとうございました。
詳細に関しまして、竹之下様にメールをお送りいたしましたので、今後はメールにて情報交換させていただきたいと思います。
何卒ご了承のほど、お願いいたします。
もしメールが届かない場合は、別途ご連絡を頂戴できましたら幸いです。