2008/9/6 土曜日
ライブな週末
昨日は家内と大阪厚生年金会館大ホールで開かれた「上条恒彦&野田淳子ジョイント・チャリティ・コンサート」を見に行ってきました。開場時間が17:15でしたので、梅田のお好み焼き屋さんで軽く夕食を取って会場へ向かいました。
厚生年金会館はこの9月末で閉館するそうです。地下鉄の出口を出て、しばらく歩くと茶色の建物が見えてきました。
会場に入りながら、私が高校生の頃、友人と何度か足を運んだ、その頃が思い起こされます。(あの頃は無邪気だったなぁ、と・・・)
席についてしばらく時間があったので、野田さんに会いに行こうと、家内と控え室に行くことにしました。スタッフの方に導かれ、控え室の前へ・・・。
スタッフの人:(ノックをして)「野田さん、樋口さんという方が見えられていますが、お会いになりますか?」
野田さん:(少し高い声で)「ハ~~~イ」
まもなく、野田さんがステージ衣装を来て部屋から廊下に出てこられました。軽くご挨拶をさせて頂くと・・・。
野田さん:「樋口さんにリペアして頂いたギター、本当に調子良いんですよ~~~。すごく良い音をならしてくれるんです。」
と、その言葉で舞い上がってしまった私を察してか、家内が手土産を渡そうとしました。(上条さんにも、と思って二つ用意していました)
すると、野田さんが「あっ、じゃぁ、上条さんにもお会いされますか~?」と・・・。
舞い上がって無口になっている私は「え~~~~~、あの上条恒彦さんに会えるん???うっそぉ~~~!!!」と更に舞い上がり、何をどうしゃべればいいのかわからないまま、私たち夫婦は野田さんに連れられて上条さんの控え室の前に・・・。
(このころから、私の記憶はどこかへ行ってしまっています(汗))
私がギターを始めた頃、上条恒彦と六文銭の「だれかが風の中で(木枯らし紋次郎の主題歌)」や「出発の歌(たびだちのうた)」が流行っていたのでコピーをしていました・・・そして金八先生の社会科の先生でもあった、あの上条さんに会えるのか、と思うと、完全に昇天状態になってしまいました。
野田さん:(高い声で)「上条さ~~~ん、ちょっといいですかぁ」(とおっしゃったと記憶しています。以下同様です(汗))
上条さん:(低い声で)「は~~い」
野田さん:「神戸から樋口さんという、私のギターをリペアして頂いた方が見えられたんですよ」
上条さん:「そうですかぁ」
野田さん:「すごく良い音にしてくださったんですよ~~~」
上条さんは予想通り、大柄な方で、無口でした。(と、記憶しています)
その後、上条さんと何かお話ししたと思うのですが、良く覚えていません(涙)。
でもスタッフの方に野田さんと3人で記念撮影していただきました。
(野田さん、お忙しい時間にお邪魔して申し訳ありませんでした。そして上条さん、ありがとうございました)
興奮さめやらぬまま、会場の席に戻り、呆然と暗い開演前の暗いステージを見ていました。
しばらくすると、私のリペアした野田さんのMartin OO-45がスタッフの手によって暗いステージに運ばれてスタンドに立てられました。
「あの、あこがれの厚生年金会館のステージに、自分のリペアしたギターが立っている」
そう思うと、なにか中学生から始めたギター、色々な方達との出会いや別れ、そしてギターリペアとの出会い、この数十年の想い出が走馬燈のように頭を駆け抜けていました。
ステージが始まると野田さんの美しい声、上条さんの強い声が素晴らしいコラボレーションとなって、感動の連続でした。
お二人とも、反戦、自然破壊への警鐘、そして弱者への支援を強く訴えられておりました。そしてとても優しいコンサートでした(今回のコンサートも「すみれ愛育館建て替えチャリティ・コンサート」でした)
野田さん、上条さん、素晴らしい時間を与えて頂き、本当にありがとうございました。これからも元気で活躍されることを祈っております。
そして・・・
今日は神戸三宮でライブ出演します。
「音もだち」の「ひろみつ」さんがライブに復帰されることをお祝いして、題して「ひろみつさん、おかえりライブ!」
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