Martin D-41 リペア : ネックリセット

ギターリペア

和歌山県にお住まいのS.S.さんからMartin D-41のリペアご依頼をいただきました。ネック元起きが見られるので、ネックリセットを行います。

この数日で行った作業のダイジェスト動画をアップしました。

 

【ネック取り外し】

フィンガーボードをラバーヒーターで暖めた後、ボディとの接着部分にナイフを挿入して、フィンガーボードを分離します。さらにネック取り外しジグを取り付けて、あらかじめ空けて置いたネックポケットへのアクセスホールに蒸気を送り込んでネックを取り外します。

 

【ネック取り付け角度調整】

ネック取り付け角度とボディとの直線性を確認しながら、ネックヒール部を少しずつ削っていきます。取り付け角度が確定した段階で、ネックとボディの隙間にシムを挿入して、ネックとボディが一体になるようにします。
この段階がネックリセットで最も難易度の高い工程です。

 

【ネック再接合】

湯煎したニカワをネックジョイント部に薄く塗ってネックとボディを再接合します。

ネックリセットを行うと寿命が縮まる思いをしますが、弾きやすい、いい音の出る本来のギターに変身すると寿命が元に戻るような気がします。
今回もそのホッとした気持ちを味わいたいと思っています。

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